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生徒に普段の字を丁寧に書かせたい指導者がやってはイケナイこと5選

目次

生徒に日常の字を丁寧に書かせたい指導者がやってはイケナイこと5選

お子さんが普段の字を丁寧に書いてくれずに悩んでいる保護者の方、たくさんいらっしゃいますよね。

教室で書く「作品」はしっかりと意識を持って書いてくれるのですが…、
プリントの端に書く名前や、その他のメモを書く様子を見ていると、めちゃくちゃで、「ガーン( ゚Д゚)💦」てなります。

文字の上手な書き方は身に着いていても、
それを日常に活かそうとする「意識の改善」はとても難しい・・・。

長年に渡る課題をまだ解決できていない毎日です💦。

今日は、少しでも解決の方向へ進むため、
「普段の字を丁寧に書かせたい指導者がやってはイケナイこと5選」を考えてみました!

指導者としての自分へ送る言葉です。

①「きったない字やなぁ~」と否定する。

「なにこれ、きったない字なぁ~」と最初から否定してしまうのは、生徒のヤル気を大きく奪ってしまいます。

そう言われた後、「よし、次はがんばろう!」と思ってくれる前向きな生徒はあまりいません(^^;)

否定されて余計に荒っぽくなって、真逆の行動をとってしまう生徒もたくさん見てきました。

乱雑な字を書いている時には「きったない字やなぁ~」と簡単に否定しないこと。

指導者としてどういう工夫をすれば少しでも丁寧に書いてくれるのかを考えること。

この姿勢を忘れず意識したいと思います(^-^)。

②理由を説明せず「キレイに書きなさい」と怒る。

これも指導者にあるあるなパターンかも。

何回伝えても改善が見られない時、イライラして

「キレイに書きなさい!」

という結論だけ先に伝えて、

「なぜ、キレイに書く必要があるのか」

という理由をまったく伝えていない。


「キレイに書いた方がイイに決まっているから!」では、全く伝わりませんよね・・・。


指導の経験上、イライラして

「筆を立てなさい!」

「もっとゆっくり書きなさい!」

とか言っている時は、教室の雰囲気はぐちゃぐちゃになってしまいます。

焦らず一度生徒さんに集まってもらって、

「筆を立てて書く事は、○○○〇の理由で必ず上達に必要な事だよ。」

「ゆっくり書く事で○○○○の大きな得があるよ。」

と伝えた方が、圧倒的に皆さん良い作品を書いてくれる傾向にあります☺。

生徒さんは「本質的な答えと理由」を教えてほしがって待っているのだと、感じています。


・「どうして、えんぴつはきれいに持たないといけないのか」

・「なぜ、普段の字をキレイに書く必要があるのか」


という問いに、皆さんは、どう答えますか?


ぼくは最近、

「えんぴつの持ち方はファッションと一緒。

いつもだらしない服装をしている人は、友達からも「そんな人」だと思われてしまうよ。」

などと伝えていますが、果たしてどれほど響いているのかどうか…(;^_^A


教育や心理の専門家ではありませんので…

みなさんから良い理由と答えがあれば、是非教えて下さい。

③「ちゃんと書かないなら○○!」など「バツ」を与える

・バツをうけないために行動する

・ごほうびをもらえるから行動する


どちらがストレスなく、前向きにできそうでしょうか?

やはり後者の方が、ヤル気になって、ワクワクしながら行動できそうな気がします。

「もしちゃんと書かなかったら…(-_-メ)!」

ではなく、

「もし、ちゃんと書いてくれたら…♡(#^^#)」

とアプローチするのが、一番理想的かと思っています。(時と場合にも寄りますが…)


生徒さんの喜ぶごほうびって何でしょうか?


アメちゃんとか?スタンプとか?
たしかにそれも喜んでくれそうですが(笑)


一番カンタンで基本的なごほうびは、

「よくできたね!」とか、「スゴイね!」
と、心から褒めてあげることかな?


また他にもいいごほうびがあれば教えてもらえたら嬉しいです(^-^)。

④言っている自分が全然丁寧に書いていない。

ぼくが小学生時代に習っていた女の先生がいたのですが、その先生はとても熱心な先生で、今でも熱心に指導をして頂いた事に深く感謝しています。

余談ながら物もとても大事にされる先生で、筆は先の毛が擦り切れて少なくなっても、まだ大事に使っておられましたし、お手本も一つずつ畳んで綴じて、大切に使っておられました(^-^)

そんな先生ですが、えんぴつの持ち方は結構ギュッと握っているような持ち方でした(笑)

「あれ?鉛筆は正しく持つのよっていってたのに、先生、結構力入っちゃってるよな💦」

と子供心に思ったのを今でも覚えています(^^;)。

自分もきっとたくさん、生徒に疑問を持たれることをやっているのはわかっているのですが…💦、

やはり自分のことはよく見えないもの。


☆少しヘンな、えんぴつの持ち方!

☆乱暴に走り書いているメモ書き!



生徒は、横目でしっかり見ています(^^;)。

「なーんだ。先生もいい加減やん。」と思われてしまうと、

生徒自身の心の中で、一気に
「正しい姿勢・持ち方・書き順」
の価値は、色あせてしまうでしょうね。


現在では学校教育の現場でも、書く姿勢や持ち方、書き順への配慮が足りなくなっているのではないでしょうか。

それだけ時代が変わってきている証拠だと思いますが・・・。

指導者としての自覚は、必要ですね。
生徒の見ていない、普段から(笑)

⑤「もうこの子のクセは直らない」と諦めている。

「ああ、もう10回も言った…。
10回も本気で言ったのに、直らないってことは、もうこの生徒はムリなのかも…。」

と思いかけてしまうもあります。


でもそこで諦めてしまったらお仕事になりません(笑)。

その生徒がきれいな持ち方で、美しい字をシュッと書いている姿を夢みて、いつも声をかけています。

ただ、声のかけ方に工夫がないので、生徒からすれば、ただ同じことばっかりいっている口うるさい先生になっていますが…(^^;)

とくに残念なことですが、素晴らしい字を書く生徒でも、筆や鉛筆もたせたら「え?」って思うほど変な持ち方の人って、いるんです。

その人の「イメージに合わない」っていうのかな…。

とても違和感があります。

たとえば…

・とても楚々とした雰囲気の女性なのに、ガハハと大声で笑う。

・いつもきちんとして立派な人に見えたのに、めちゃくちゃ愚痴が多い。

とか(笑)


その人のイメージにかけ離れた行動は、相手をがっかりさせたり、信頼感も失って疑問を持たれてしまいますよね。


「イメージにぴったりのきれいな字・美しい書き姿。」

そんな生徒さんの将来の姿を信じて、指導を続けたいと思います。




---いかがでしたか?

「鉛筆の持ち方が悪い。」
「普段の字が乱暴で困っている。」
はほんとに皆さんからよくあるお困りごとで、とくに改善が難しい部分です。

鉛筆の持ち方・姿勢・書き順は、別に乱れているからと言って、書いた字が相手に伝わらないわけではありません。

ですが、書く時に正しさを意識して書こうとする心がけが、その人の豊かな人格として周りから評価されるということを、教室では生徒に伝えるようにしています。

塾に通って遅くまで勉強するのも、部活動で休日も返上して熱心に練習するのも、最後は立派な大人になって幸せな生活を送れるようになるため。

・・・と思えば、鉛筆の持ち方をはじめ、姿勢や書き順にも普段から配慮しようという心掛けは、塾での勉強や部活動で得るものに負けないくらい人から信頼され、愛される大切な要素になり得ると思います。

ITの台頭で手書きの必要性がますます薄れる昨今ですが、生徒さんには小さな事にも意識を持って取り組める心を育てて頂けるよう、指導者として努力と改善を進めて参りますので、至りませんが何卒よろしくお願いいたしますm(__)m。

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