【兵庫県中学校総合文化祭】(書写部門)について
夏休みの書写課題で各中学校の最優秀作品が1点だけ、この「兵庫県中学校総合文化祭」に「特選」として展示されます。
2024年は3名の生徒さんが「特選」に選ばれました!
以下に「兵庫県中学校総合文化祭」について、僕の知る限りお伝えします!⇓⇓⇓
目次
- ○ 「兵庫県中学校総合文化祭」(書写部門)について
- ・「兵庫県中学生総合文化祭」って何?
- ・「作品の体裁や課題は?」
- ・提出はいつ?
- ・与えられる賞は?
- ・展覧会はいつ・どこで?
- ・個人的な感想① 「賞状が立派」
- ・個人的な感想②「連絡が行き届いていない学校が…」
- ○ 終わりに
「兵庫県中学校総合文化祭」(書写部門)について
兵庫県の中学校の夏休みの書写の宿題↓
「兵庫県中学校総合文化祭」
について、
「これって何?」
「提出は?」
「展覧会はいつ?どこで?」
などについて、私の知っている範囲でお伝えします^^
「兵庫県中学生総合文化祭」って何?
兵庫県中学校総合文化祭は、兵庫県教育委員会が主催する
兵庫県内の公立中学校の生徒による、
「伝統文化」・「音楽」・「書写」・「絵画」
などの文化活動。
及び伝承・芸能等の伝統文化活動の発表会に関する行事
ということです(^-^)
・【書写部門】に関しては、
夏休み前に学校から主に自由課題として案内があり、
夏休み中に取り組んで学校に提出された作品の内から、
一部の優秀作品が選ばれてこの総合文化祭に展示されるという形になるのが通例のようです。
「作品の体裁や課題は?」
作品の体裁は「長半紙」です。
課題は基本的に「自由」ということですが、
・書体は「行書」・「楷書(かいしょ)」が中心。
・文字数は4~6文字くらい。
・ひらがなは入っても可。
以上のような作品が一般的です。
たとえば…
「一意専心」
「不断の努力」
「満天の星空」
「歳月不待人(さいげつひとをまたず)」等々。
現代語に加えて、「漢文」の作品もたくさんあります。
当教室では生徒さんとお話しながら課題を決めて手本を書きますが、
中学生にふさわしく、見ている人も心地よくなれるような言葉を心がけて課題を決めます^^。
また、作品を書く時期、提出する時期にあわせて、
夏から秋のよい言葉を選ぶことが多いです。
提出はいつ?
当教室の生徒は各学校で2学期の始業式の前に設けられている「登校日」の時に提出している場合が多いようです。
学校によっては始業式でもOK等、少しずつ違う場合があるようですが、
教室では「登校日」にはしっかり練習した清書作品をキレイな状態で持っていけるように持ち帰らせています。
与えられる賞は?
この総合文化祭では、学校で「3名」の作品が選ばれて、
うち最優秀作品として
「特選」が1点
続いて優秀な作品として
「入選」が2点
選ばれます。
学校によって学年における「特選」と「入選」の振り分け方は違う様で、
「特選」、「入選」とも全て3年生で選んでいる学校もあれば、
各学年ごとに一人ずつ、賞を振り分けている学校もあるようですね。
「特選」は最高学年の3年生が受賞することが多いですが、中には1年生や2年生で受賞される場合もあるようです。
賞に選ばれたの3名には、後日学校で賞状が授与されますが、
うち「特選」の作品だけが、総合文化祭に展示されることになります。
3名に選ばれる事でもすごいことですが、
うち「特選」で展示してもらえるという事は、とても貴重なことである!
ということになりますね(^^)
展覧会はいつ・どこで?
展覧会は毎年10月中に行われているようです。
特徴的なのが、会場の運営の仕方です。
兵庫県を6つの地区に分けて、
各地区を1年毎に巡回しながら行われています。
6つの地区というのは、
「神戸地区」・「阪神地区」・「播磨地区」・
「丹有地区」・「但馬地区」・「淡路地区」となり、それぞれの指定の会場で行われているようです。
(※会場内では「播磨地区」を「東・北播磨地区」、「中播磨地区」、「西播磨地区」に分けて展示されています。)
但馬地区では2017年.2024年と開催されましたが、神戸からは車で2時間以上かかり、大変遠かった記憶があります…💦
個人的な感想① 「賞状が立派」
総合文化祭が終わった後、しばらくしてから
各学校で賞状が授与されるようです。
多くの学校では朝礼時に前で授与されるのではと思いますが、「兵庫県教育委員会」の印が押された、クリーム色っぽい立派な賞状です。
学校の代表として認められた証なので、立派な宝物になりますね(^-^)
個人的な感想②「連絡が行き届いていない学校が…」
上で述べた通り、この総合文化祭での「特選」・「入選」は、とても値打ちのある貴重な賞なのですが、
大変残念なことに、学校によっては、生徒も保護者も
「知らなかった💦」
「総合文化祭の会期が終わってから学校より通知を受けた。」
という事が今までに何度かありました。
・学校の先生が激務で忙しい。
・入選数が3名と少ないので、うっかり賞通知を忘れてしまう。
などが大きな理由ではないかと思うのですが…。
特に「特選」の方は展示があるので生徒も賞を受けた自覚があるのですが、「入選」の方は展示されないので、この文化祭と賞の価値について全く知らないまま年末あたりに賞状をもらって、
「?これっていつ書いた作品の賞状なの?」って思っている人もよくいます💦
本人をはじめ、ご家族・ご親戚の方にもとても喜ばしいことなので、是非学校からの通知は事前かつ、早めに伝えてほしいと思います。
遠方の会場(丹波篠山や但馬地区)であっても大変貴重な賞なので、ご家族と一緒に見に行かれる方も少なくないです。
特にこの時期って秋が深まるちょうどいい気候なので、休日に家族で「秋の遠足気分」でお出かけができるというのもポイントですね(^-^)。
終わりに
【兵庫県中学校総合文化祭(書写の部)】についてお伝えしました!
コロナ以後、夏休み中に頑張った生徒の作品展示をして頂ける機会が減り、まさに貴重で稀なものとなってきました😞💦
教室では学校の書写イベントにはたくさん時間を割いて稽古していますので、学校にも可能な限り生徒の努力の発表や承認の場をたくさん設けてあげてほしい!というのが希望ではありますが、
まずは教室でできることとしまして、SNSやwebページなども用いながら、生徒さんの活動をしっかりと報告していきたいと思います!
ご入選されたみなさまは本当におめでとうございました🎊!
自信をつけて今後も書道に励んでください(^o^)/!